初めて海外旅行に行く場合、日本国内の旅行とは違って、「どんな手続をするんだろう?」と、心配な人も多いと思います。
海外旅行をするときには入国審査や海外審査などが必要になり、海外旅行の心配ごとの1つになっている人も多いかもしれませんね。
私も初めて海外旅行をした時には、「なにが必要なんだろう?」、「なにを聞かれるのかな?」、「どんな審査があるのかな?」と、ちょっとドキドキしていたのを覚えています。(笑)
このページでは、グアム旅行に行くときに必要になる、出国審査や入国審査の手続きの流れや注意することなどを解説していきます。
もくじ
往路(行き)/日本の出発空港に着いたら行うことの流れ
国際線の場合は、まず空港には飛行機の出発時間の何時間前に着いておくべきなのか?というと、だいたい出発時間の2時間から2時間半前には空港に着いておくのがベストです♪
ツアー会社などでも、そのように指示があると思います。
ただ、テロ対策のために検査が強化されていたり、混雑していたりすることもあるため、3時間前には空港にいるようにするほうがいいと言われています。
私も、いつも早めに空港に着くようにして手続きを済ませ、あとは空港内のカフェやショップを見たりしています。
空港の中って国内線があったり国際線でも航空会社ごとでカウンターが離れていたりして、歩き回ったりすることもあるので、余裕は大切です!
では、空港に着いてから出国までの流れをお話していきます。
(1)搭乗手続き(チェックイン)
空港に到着したら、まず最初に行うのが搭乗手続き・チェックインです。
チェックインは、フライト時間の2時間前から受付可能です。
受付可能時刻になったら、自分が乗る予定の航空会社のカウンターに行き、パスポートと航空券をスタッフの人に渡して、スーツケースなど託送荷物として預け入れを済ませます。
預けた荷物は、到着した空港でしか受け取れなくなるので、それまでに使うものは預け荷物の中に入れないで、手荷物として持っているようしましょう。
ちなみに、新千歳空港、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港などの搭乗手続きは、出発時刻の1時間前が締め切り時間となっています。
この締め切り時間を過ぎてしまうと、いくら飛行機のチケットを持っていても予約が取り消しになってしまうので注意しましょう。
混雑していると、並んでいるだけで締め切り時間が来てしまうこともあるので、時間には余裕を持って行動しましょう。
また、JAL国際線のファーストクラスとビジネスクラスの場合は、チェックインの締め切り時刻は出発時刻の45分前となっていますので、少しだけ時間に余裕があります。
(2)手荷物検査・ボディチェック
チェックインが済んだら、保安検査場に進んで手荷物検査とボディチェックなどのセキュリティチェックを受けます。
貴重品など手荷物として持ち込むバッグは、X線の機械に通して検査を受けます。
液体を持ち込む場合、スーツケースに入れて託送荷物として預ける場合はOKですが、手荷物として飛行機の中に持ち込む場合にはルールがあります。
これについてはこちらのページグアム旅行で飛行機内への手荷物で持ち込み出来るのは?目薬などの液体物、薬、ライター、お菓子などの食べ物や飲み物は大丈夫?バッグのサイズや空港で預け入れる荷物(受託手荷物)の重さは?へ。
飲み物などは破棄されてしまうので、飛行機の中に飲み物を持ち込みたい場合は、セキュリティチェックなどが終わった先にある自販機やお店などで購入するといいですよ。
コートなどを着ている場合は、脱いで手荷物と一緒にX線検査に通すことになります。
行きはとにかくワクワクなので時間が経つのも早い!(*^^*)
(3)税関審査
時計など高額な外国製品を持参していたり、100万円相当額を超える現金を持ち出す場合などには、税関で申告が必要になります。
(4)出国審査
これが日本の出国時の最後の審査になります。
出国審査では、パスポートと飛行機の搭乗券を出して、顔写真などと照合された後、パスポートにスタンプが押されて出国審査は完了です。
出国審査が終わったら、免税店などを見て過ごしたりして、搭乗時間までに搭乗ゲート付近で待機しましょう。
遅くても搭乗時間のだいたい30分前くらいには搭乗口にいるようにしてください。
早めに搭乗ゲートに着いたからと思って油断していると、たまに出発ゲートが変更になったりすることもあるので、アナウンスなどはよく聞いておくようにしましょう。
私がグアム旅行に行くときは、中部国際空港を利用したんですが、日本の出国のときも帰りのグアムの出国のときも、どちらでも搭乗ゲートが変更になったりしてかなり焦りました!(笑)
早く着いたし…とウトウトしていたら危なかったです(笑)
みなさんも、掲示板の表示やアナウンスはよく聞くようにしてくださいね!
グアムに到着するまでの飛行機の機内で行うことは?
グアムに到着するまでの機内では、CAさんが渡してくれる「グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム」の入国カードを書きます。
これは、グアムの滞在日数が45日以内で、グアムからアメリカ本土やハワイへ旅行予定のない人が対象で、この書類の他に、家族で1枚「税関・検疫申告書」への必要事項の記入も必要になります。
入国カードも税関・検疫申告書も、名前や生年月日、パスポートの番号、宿泊するホテル名などを記入例にそって書いていくだけなので、書き方は迷うことがないと思います。
記入漏れがあったりしても、グアム空港に着いてから空港スタッフの人がチェックしてくれるので大丈夫です。
どちらも黒のボールペンで記入しなければならないので、パスポートや航空券と一緒に機内へ持ちこむようにしましょう。
また、ホテルの住所や電話番号なども必要になるので、旅行会社からの日程表やメモなどを持っておくとスムーズに記入できますよ。
日本からだとグアムまではだいたい飛行機で3時間半ですが、機内食が出たりするので(出ない航空会社もありますが)、入国カードを書いて機内食を食べて、自分の席のモニターで映画を見たりしていると、あっという間にグアムに着いてしまいます(*^^*)
グアム空港に着いてから行うことの流れ
グアム国際空港に到着したら、まずは入国審査を受けることになります。
(1)入国審査
グアム国際空港に着いて1番最初に行うのが入国審査です。
飛行機に乗っていた人全員が入国審査場に向かうので、迷うことはないと思います。
入国審査場では、パスポートと出入国カードが必要なり、パスポートや指紋を読み込まれたり、顔写真を撮影されたりします。
係りの人に呼ばれたら、「滞在の目的」と「期間」、「宿泊するホテル」などが質問されますが、審査官の人は英語で質問してきますが、わからない人には日本語で質問し直してくれます。
観光で来た場合は「sightseeing(サイトシーイング)」、仕事の場合は「business(ビジネス)」と答えましょう。
「How long○○…(ハウロング)/How many days(ハウメニーデイズ)」系の質問は、だいたい「どれくらい滞在しますか?」という質問内容なので、4日間なら「4days」、一週間なら「One week(ワンウィーク)」と答えればokです。
「Where are you staying in ○○?(どこに宿泊しますか?)」と聞かれたら、滞在先のホテル名を名乗るか、ホテル名がわかる書類などを見せましょう。
私の時には、「誰と一緒に来たのか」、同行者がいるのかも聞かれました。
友達となら「With my friends(ウィズマイフレンズ)」、家族となら「With my family」と答えましょう。
顔写真を撮るときには、メガネや帽子、マスクなどは取るように言われます。
入国審査が終わると、パスポートや出入国カードが返却されます。
出入国カードはグアムから帰国する時にも必要になるので、パスポートと一緒になくさないように持っておきましょう。
グアムの入国審査にかかる時間はどれくらい?
私がグアム旅行に行ったときには、かなり混み合っていてだいたい1時間から2時間ほど並んで待たされました…。(泣)
トイレも行きたいし疲れたしで、この時点で結構ぐったりしてしまったのを覚えています(笑)
いろいろ調べてみましたが、私のように入国審査で1時間や2時間ほど待った人も多いみたいですので、時間がかかってもいいように、飛行機の中でお手洗いなどは済ませておいたほうがいいと思います。
ちなみに、私もグアムに行ったときには知らなかったんですが、グアム入国のとき「ESTA(アメリカ電子渡航認証システム)」があると、入国審査にかかる時間がかなり短縮できます。
詳しくは、こちらのページグアム旅行に「ESTA(エスタ・電子渡航認証システム)」や「VISA(ビザ)」は必要?取得・申請するメリットはある?APCとは?ESTAの申請方法のやり方と手順、公式サイトの紹介へどうぞ。
(2)荷物の受け取り
入国審査が終わったら、預けた荷物を受け取るために地下に降りて、自分が乗った飛行機の便名が表示されているターンテーブルの場所で、自分の荷物が流れてくるのを待ちます。
同じようなスーツケースがたくさんあるので、間違えないように付いているタグの番号をしっかりとチェックしましょう、
(3)税関申告
荷物を受け取ったら、税関職員のいるカウンターに向かい、飛行機内で記入した「税関・検疫申告書」とパスポートをスタッフの人に渡して、入国審査でされたような内容と同じような質問がされます。
完了したら出口からロビーに出られます。
ロビーに出ると、HISやJTBなど旅行会社のツアーで申し込んだ方は、ツアーデスクにて手続きを済ませて、送迎バスなどの案内を聞きます。
ちなみに空港の到着口からバスが待っているところの間の、タクシー乗り場の近くに、喫煙所があります。
案内されたバスに乗ったら、各自宿泊先のホテルに送ってもらいます。
ツアー会社のホテルへの送迎がない場合は?
空港を出たらまずは宿泊先のホテルにチェックインに向かいましょう。
旅行会社のツアーでホテルへの送迎が付いていない場合は、ホテルまではタクシーなどを利用しましょう。
グアム空港のタクシー乗り場は、空港の左の出口を出たところにあります。
タクシーの運転手さんは、ある程度日本語がわかる人が多いですし、「グアムプラザホテル プリーズ」など行き先さえ言えれば大丈夫です。
タクシーの料金は、タモンエリアにあるホテルまでならだいたい片道25ドルから30ドル前後で、そこにチップが15%前後かかります。
タクシーについてはこちらグアムでの移動手段・交通手段は?赤いシャトルバス、タクシー、レンタカーのメリットとデメリット!空港とホテルの無料送迎がない場合はタクシー?歩行者や交通ルールなど注意することは?へ。
復路(帰り)の手続きの流れ
帰りは、例えばJTBやHISなどの旅行会社からツアーを申し込んでいる場合は、宿泊しているホテルから空港まで送迎が付いているプランが多いため、指定された時間に荷物を持ってホテルのロビーで待機していればOKです。
送迎がついている場合は、何時にホテルに送迎のバスが来ますっていうのがあらかじめ旅程表などに載っているので、何時にホテルを出れば間に合うのかなどを気にする必要がないので安心です。
ツアー会社の送迎が来る前に、フロントで「チェックアウトプリーズ」と言ってチェックアウトを済ませておきましょう。
送迎のバスが来たら、スタッフの人が名前を呼んでくれるので、呼ばれたらスタッフに荷物を預けて、バスに乗っていれば空港まで到着します。
旅行会社などの空港への送迎がない場合は、だいたい飛行機の搭乗時間の2時間から2時間半ほど前にはグアム国際空港に行っておくようにしましょう。
グアム国際空港に到着したら、自分の旅行カウンターに行き、飛行機のチケットを受け取りましょう。
(1)チェックイン
スーツケースを持って、自分が利用する航空会社のカウンターに向かい、パスポートと搭乗券を渡してチェックインを行います。
チェックインは、フライト時間の2時間前から受付可能になります。
飛行機に預けるスーツケースの重量を測り、超過していなければ中身のチェックを受けます。
スーツケースの重さは、おみやげなどを買って入国時よりも重くなっていることが多いですが、各航空会社ごとで重量制限が異なるため、しっかりとチェックしておきましょう。
自分が利用する航空会社のルールについては、それぞれのHPを見て確認してください。
JALの場合
JAL公式
ユナイテッド航空の場合
ユナイテッド航空公式
ANAの場合
ANA公式
スーツケースの中身をX線でチェックされた時、不審だと判断された場合はその場でスーツケースを開けて検査を受ける必要があります。
荷物を預けた場合、荷物の引換証を渡されるので、なくさないようにしましょう。
(2)セキュリティチェック
荷物を預けたら、出発ゲートに進んで出国審査を行います。
出国審査では、ボディチェックと手荷物の検査を受けますが、ボディチェックは日本で受けるものよりもちょっと厳しい雰囲気です。
しかも時間帯によってはかなり大勢の人が並んでいることがあります。
係員にパスポートと搭乗券を見せて、靴や上着などは脱いで、ベルトなども外して検査のトレーに乗せます。
入国審査のとき同様に、液体など機内に持ち込める物にはルールがあるので、注意しましょう。
(3)飛行機に搭乗
セキュリティチェックが終わると、免税店などがある出発フロアに進みます。
飛行機の搭乗時間までには搭乗ゲートにいるようにしましょう。
空港内にはフードコートなどがあるので、いろいろ時間はつぶせると思います。
機内では、「携帯品・別送品申告書」が配布されるので、記入しておきます。
(4)入国審査・荷物の受け取り・関税申告
飛行機を降りて日本に着いたら、日本人用のブースに並んで、パスポートを提示して審査を受けます。
入国審査が終わったら、自分が搭乗した便名のターンテーブルに行き、荷物を受け取ります。
その後、関税申告にてパスポートと「携帯品・別送品申告書」を提出して終了です。